日本演劇学会
会員名簿の廃棄のお願いにつきまして
 
 すでにお手元に最新刊の日本演劇学会会員名簿が届いていると思います。着実に会員も増えておりまして、日本の演劇研究の充実ぶりには頼もしく感じているところでございます。
 しかしながら今回の学会名簿は、製本作業上の大きなミスがございまして、会員の皆様には、お詫びを申し上げます。現在、改訂版を鋭意製本中でございまして、刊行しだい配送させていただきますので、お手持ちの名簿はどうか厳重な注意の上、廃棄いただきますようお願い申し上げます。

 以下、今回の不手際について、簡単に説明いたします。
 学会名簿は、東京の学会事務支援センターでとりまとめた会員データを事務局(大阪大学)が受け取り、それを印刷業者に手渡して、刊行まで依頼しております。その元データは、すべての会員の名前、所属、住所、専門、メールアドレスまで掲載された長大なものですが、そこに今回の掲載アンケート結果を記入したさらに大きなエクセルデータです。これは会員種別(正会員、会友、機関会員)を問わず、すべて50音順に並んでいますので、印刷業者において、それを会員種別ごとにソートをかけます。このソートをかける時に、技術上のミスとしか言いようがないのですが、元データだけをソートし、アンケート結果部分はソートされず、元データ順に並んだままになっていたことが判明しました。それを出力したものを「原稿」とし、名簿を作成いたしましたので、初校から三校まで、すべてこの「原稿」(つまり元データとアンケート結果とがずれているもの)をもとに作業をいたしましたが、大量の誤植を含んだものになりました。お送りした会員名簿は、この「原稿」が冊本されたものです。
 幸い不掲載希望をだされております箇所については削除したうえ元データを作成しておりますので、不掲載希望にもかかわらず掲載されている例は極少数と思われます。掲載希望にもかかわらず、不掲載になっている誤植がほとんどと思います。
 実は2年前までは事務局が「原稿」を作成しておりまして、前回には事務局が同じミスをいたしました。その反省にもとづき、今回はデータには一切触らず、印刷業者に手渡しましたが、また同じミスを起こしてしまった訳です。
 今回につきましては、印刷業者の全面的な負担で、再発行と発送を行いますが、2回続きで同じ失態を繰り返しましたことにつきましては、事務局といたしましては、大変申し訳なくも思いますし、大きな責任を感じております。今後は現在の名簿のあり方や作業行程につきまして今一度検討を加えたいと考えておりますので、今回につきましてはなにとぞご寛恕くださいますようお願いいたします。

2013年1月18日

日本演劇学会事務局長
永田靖