日本演劇学会
日本演劇学会河竹賞

日本演劇学会会員各位

新年明けましておめでとうございます。本年もまたどうぞよろしくお願い致します。

さて、日本演劇学会河竹賞は、初代日本演劇学会会長である河竹繁俊先生の意志で寄付された基金を元に、そのご業績を顕彰するとともに、学会員の優れた研究成果を表彰する目的で1969年に創設されました。また4年前にもご遺族から今一度ご寄付を頂いたところです。2008年からは河竹賞奨励賞も新たに創設し、若手研究者の業績への表彰も始めました。この度はその候補作の推薦についてお願いすることになりました。

従来、同賞の推薦は学会事務局への寄贈図書と理事、幹事、そして過去の河竹賞受賞者による推薦によって、候補作を決め、河竹賞選考委員会が選考して参りました。受賞作は全国大会総会時に授賞式を開催し、表彰しております。近年は限定されたこれらの推薦のみではなく、会員全員からの推薦を求める意見が強まり、2017年度河竹賞選考経過口頭報告(同年6月4日総会)、文章報告(『演劇学論集 日本演劇学会紀要』第65号掲載)でもご報告致しましたように、新しい推薦方式を検討してきました。このたび、改定案がまとまりましたので、ここにお知らせし、広く同賞の推薦をお願い致します。

この度の改定では、会員全員に推薦をお願いすることになります。1月15日に、当・日本演劇学会公式サイトに「2017年学会事務局寄贈図書一覧」を公表致します。この一覧にある図書は選考委員会でも候補対象作と致します。会員の皆様には、この一覧にあるなしに関わらず、候補作をご推薦頂けます。推薦方法の詳細は、事務局寄贈図書一覧掲載時に合わせて告知をさせて頂きますので、その所定の方法に従い、奮ってご推薦をお願い致します。

2018年が会員皆様にとって実りの多い一年となりますよう祈念しております。

日本演劇学会会長
永田靖