2003年度全国大会プログラム
5月23日〜25日
会場 関西外国語大学(中宮キャンパス)
大阪府枚方市中宮東之町16−1 
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電話 072−805−2801  

ファックス 072−805−2866  
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〔テーマ:世界の中の日本演劇

 近年、日本の劇団が世界各国で公演し、喝采を浴びることが増えています。また日本の劇も、古典劇、現代劇を問わず諸外国語に翻訳され、上演されています。また、日本演劇の約束事や理念を独自に吸収した試みも各国でしばしばみられます。
 研究においても、海外の研究者が日本演劇を研究することは以前よりはるかに多くなっているようです。
 いろいろな意味で、世界での日本演劇への関心は高まる一方、日本の演劇も日本人のものだけでなくなりつつあるように思われます。
 そこで今回の大会では、そのような世界の中にある日本演劇の現状を明らかにし、その問題点や可能性を考えてみたいと思います。

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23日(金) 前夜イベント
17:15 開場 【谷本記念講堂】
17:45-19:15 劇団クセックアクト公演 『ラ・セレスティーナ』 (入場無料)
19:30-20:30 コロキオ 神澤和明(奈良高専・司会)、神宮寺啓(劇団クセックアクト演出家)、田尻陽一(関西外国語大学) 【国際交流センターロビー】
24日(土)
9:30 受付開始
10:00- 研究発表(三会場分散)
【多目的ルーム】司会:椋平淳(大阪工業大学)     報告要旨
10:00-10:40  仲万美子(同志社女子大学)
  異国への憧憬から正統的実演体験への道程――20世紀初頭の歌舞伎ロシア公演の意義
10:40-11:20  村田真一(青山学院大学)・ラリーサ・ジーリナ(オムスク大学) 
ロシアにおける日本戯曲の翻訳・上演状況――『現代日本戯曲集』刊行とオムスクにおける日本の現代劇上演
11:20-12:00  末松美知子(群馬大学) 
  日本から世界へ――シェイクスピアの海外公演
【303会議室】司会:林和利(名古屋女子大学)   報告要旨
10:00-10:40  尾本頼彦(大阪大学院生)
  世阿弥の女体神能――《箱崎》《鵜羽》の後ジテの持物をめぐって
10:40-11:20  伊藤真紀(明治大学)
  デュポン嬢の能 11:20-12:00  ルクサンドラ・マルジネアン(金城学院大学)
  能の解釈方法の問題点について
【302会議室】司会:瀬戸宏(摂南大学)  報告要旨
10:00-10:40  大野裕之(京都大学院修了)
  ミュージックホール演劇とチャップリン――『チャップリンの質屋』のアウトテイク分析』
10:40-11:20  安田比呂志(日本大学)
  ヘンリー5世の上演とナショナルアイデンティティの再建11:20-12:00  小林英起子(新潟大学)
  移動劇団とレッシング喜劇上演――18世紀後半ドイツにおける俳優と興行の足跡から
 12:00-13:00 昼食
13:00-13:15 会長挨拶 【マルチメディアホール】
13:15-14:45 基調講演                 内容要旨 【マルチメディアホール】
James R. Brandon ( University of Hawaii )   ジェームズ・ブランドン(ハワイ大学)  (通訳付き)
  American Censorship of Kabuki;1945-1949   1945〜1949年の歌舞伎の検閲
 14:45-15:00 15分休憩
15:00-17:20 シンポジウム   内容要旨 【マルチメディアホール】
「日本演劇と文化の横断性」
青木孝夫 (広島大学)、 古井戸秀夫 (早稲田大学)、 
渡辺 裕 (東京大学)、永田 靖 (大阪大学・司会)
17:30-18:30 総会・河竹賞授賞式 【マルチメディアホール】
 18:30-20:30 懇親会 【厚生南館】 
25日(日)
9:30 受付開始
10:00- 研究発表・セッション(三会場分散)

【多目的ルーム】  
司会:井上理恵(吉備国際大学)   10:00-10:40  
正木喜勝(大阪大学院生)
「心座」時代の村山知義の上演分析
10:40-11:20  

鈴木国男(共立女子大学)
宝塚歌劇における『トゥーランドット』
11:20-12:00  

武田清(明治大学)
小山内薫の内なるメイエルホリド

【303会議室】   
司会:出口逸平(大阪芸術大学)
10:00-10:40  
アンネ・ランデ・ペータース(早稲田大学院生)
ノルウェーにおける三島由紀夫の『近代能』の翻訳と上演
10:40-11:20  

藤井慎太郎(早稲田大学)
『屏風』とその他者たち
11:20-12:00  

ジョナ・サルズ(龍谷大学)
世界における日本のコメディー落語、狂言、イッセー尾形の外国ツアー戦略法
【302会議室】   
司会:熊谷保宏(日本大学) 

10:00-10:40
ウォン・オイミン(日本大学院生)
日本の地域社会における演劇ワークショップ――PETA(フィリピン教育演劇協会)とその影響による演劇ワークショップを中心に
10:40-11:20  

高山昇(千代田女学園)
中学校・高等学校におけるドラマ教育の形態・手法・効果
11:20-12:00

法月敏彦(玉川大学)
外国人に日本演劇をどのように教えるか
12:00-13:00 昼食
司会:丸橋良雄(京都大学)   
13:00-13:40  
藤井康生(関西外国語大学)
バロック的視点から見た東西演劇の問題点
13:40-14:20  

佐藤正紀(明治大学) 
異文化としての演劇への関心とは?――日本の演劇の場合
司会:林公子(近畿大学)   
13:00-13:40  
山本邦彦(奈良女子大学)
『仮名手本忠臣蔵』の翻訳をめぐって――ドナルド・キーンの英訳とルネ・シフェールの仏訳
13:40-14:20  

田中徳一(日本大学)
筒井徳二郎の海外巡業と西洋演劇人との接点 
司会:荻田清(梅花女子大学)  
13:00-13:40  

リー・ボク(早稲田大学院生)  
歌舞伎『一谷嫩軍記』二段目の舞台空間
13:40-14:20   

ペトル・ホリー (早稲田大学院生)
『東海道四谷怪談』における「髪梳き」の怪奇現象
14:20-14:30  十分間休憩
14:30-16:30  Panel Session1
演劇研究の東西』と演劇史研究の方法論   
神山彰(明治大学)、

岩井眞実(福岡女学院大学)、
河合祥一郎(東京大学)、
小田中章浩(岡山理科大学・コーディ ネーター)
14:30-16:30  Panel Session2
世界の中の沖縄芝居  
与那覇晶子(沖縄大学)、

大嶺可代(沖縄語教師)、
鈴木雅恵(京都産業大学・コーディネーター)
14:30-16:30  Panel Session3
日韓現代演劇文化の比較考察
パク・チョラン(東西大学・釜山)、

山下純照(千葉商科大学・コーディネーター) 
16:30-16:40 10分休憩
16:40-17:10 総括講演  毛利三彌(成城大学) 比較演劇史の視点 【多目的ルーム】
17:10-17:20 閉会の挨拶(副会長) 【多目的ルーム】

2003年度全国大会ロゴ *このロゴは2003年度全国大会に限定して使用されるものです。

ご案内
・大会参加費・資料代は1000円です。当日の受付でお支払いください。学会員以外の参加も歓迎です。
・懇親会費5000円も、受付でお支払いください。
・学会費は当日、受けることができません。後日、事務局より請求させていただきます。
・24日の昼食は大学内の食堂をご使用ください。25日は閉まっていますので、各自ご持参いただくか、お弁当をお申し込みください。