2004年度日本演劇学会全国大会プログラム 
2004年6月25日(金)〜27日(日) 

早稲田大学国際会議場  アクセス

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FAX:03-3204-4580

大会テーマ「演劇における〈奇〉」
演劇は本質的に〈奇〉への志向をはらんでいます。〈奇〉なるものは、あるいはそれを表現しようとする衝動は、洋の東西を問わず、芸術・芸能と本源的に結びついて非日常的世界を創出してきたのではないでしょうか。そこで今大会では、演劇における着想や趣向や構成のユニークさや革新性、視点の転換等、演劇における〈奇〉について考えてみたいと思います。
6月25日(金)
プレ・イヴェント 早稲田大学21世紀COE共催企画
一部 中国芸の世界
7号館一階小野講堂 
14:10 開場
14:40-16:10   
特別講義
(レクチャー&デモンストレーション)
 「中国曲芸=語り物の世界」
 講師:中国曲芸家協会代表団(通訳付き)
 (団長:劉蘭芳中国曲芸家協会主席・中国文学芸術界聯合会副主
席)
   演者:劉蘭芳(評書)・李偉群(広西文場)・盛小雲(評弾)・種玉傑

 (京韻太鼓)・姚俐瓏(湖北小曲)
16:10-17:00     移動・休憩
第二部 《サラ・ケインをめぐって》   国際会議場一階 井深大記念ホール
16:30  開場
17:00-18:00 リーディング サラ・ケイン作『渇望』 (谷岡健彦訳・川村毅演出 日本初訳・初演)
18:15-20:15シンポジウム 川村毅(劇作家/演出家)、斎藤環(精神科医)、斎藤偕子(日本橋学館大学)、谷岡健彦(共立女子大学)、(司会)藤井慎太郎(早稲田大学)  
6月26日(土)
09:30 受付開始 国際会議場
10:00   研究発表(三会場分散)
三階 第1会議室
【幻惑の装置】 報告要旨
司会:岩井眞實
10:00-10:40 

平辰彦(秋田経済法科大学短期大学部)
来訪する〈鬼〉と〈翁〉のドラマツルギー―仮面の演劇的機能をめぐって
10:40-11:20 
宮本圭造(大阪学院大学)   
物真似の芸能史
11:20-11:55 

山田和人(同志社大学)
手妻からくりの舞台演出――『用明天王職人鑑』の鐘入り――
三階 第2会議室
【近代の変容】 報告要旨
司会:鈴木雅恵
10:00-10:40 

藤岡阿由未(明治大学)
グランヴィル・バーカーとファンタジー―1904〜1910年『プルネラ』上演を中心に―
10:40-11:20 

赤井朋子(神戸薬科大学)
検閲と階級意識の関係――1920〜30年代のロンドン、ウエストエンドの場合――
11:20-11:55 

井上優(明治大学)
シェイクスピア上演における「近代」
三階 第3会議室
【文化政策と教育】 報告要旨
司会:椋平淳
10:00-10:40 

青野智子(東京大学/CUNY-GC院生)
戦後アメリカにおけるリージョナルシアターの存立基盤:アリーナ・ステージにみる地域への定着過程
10:40-11:20 

黄愛明(日本大学院生)
日本近代演劇史にみるアウトリーチの発生:行政との関係
11:20-11:55 

高山昇(千代田学園高等学校・中学校)
演劇的手法を用いた授業の可能性
12:00-13:00  昼 食
13:00-13:15  会長挨拶 井深大記念ホール
13:15-14:15  特別講演 特別講演、シンポジウム要旨 一階 井深大記念ホール
「演劇における〈奇〉なるもの」 高山宏(東京都立大学) 早稲田大学21世紀COE共催企画
14:15-14:25  休憩
14:25-16:45  シンポジウム 「演劇史を創った〈奇〉才」
佐藤恵里(高知女子大学)、藤井康生(関西外国語大学)、三宅晶子(横浜国立大学)、和田修(司会、早稲田大学)
一階 井深大記念ホール
 16:45-16:55  休憩
 16:55-17:55  総会・河竹賞授賞式  一階 井深大記念ホール
18:10-20:10  懇親会 三階 第一会議室
6月27日(日)
09:30  受付開始 国際会議場
10:00    研究発表(三会場分散)
三階 第1会議室 【周縁/中心の力学】 報告要旨
前半 司会:山下純照
10:00-10:40 

佐藤由紀(東京大学院生) 
イッセー尾形の演技における協調の分析
10:40−11:20 

坂井隆(大阪市立大学院生
「キャンプ」(camp)の奇-アメリカのホモセクシュアル演劇を中心に
3 階 第2 会議室 【日本のメディアミックス】 報告要旨
前半 司会:荻田清
10:00-10:40   

笹川慶子(早稲田大学)
浪花節と映画の出会い
10:40−11:20 

安冨順(早稲田大学)
『けいせい筑紫琴夫』をめぐって  *琴夫は一字
3 階 第3 会議室 【多/他なるアジア】   報告要旨
前半 司会:平林宣和
10:00-10:40  

関浩志(筑波大学院生) 
現代中国の歌劇様式をめぐる議論について ――政治運動における歌劇『秋子』の評価を中心に
10:40−11:20 

田村容子(神戸大学院生) 
清末民初の上海における坤劇
後半 司会:一ノ瀬和夫
11:30−12:10 

伊藤佳世子(関西学院大学) 
奇なるもの"FOG"の効果 ――Anna Christie における 霧の役割――
12:10−12:50

能勢卓(英知大学) 
Eugene O'Neill のThe Great God Brown における仮面の人格化のプロセスの一例― 仮面の人格化と譲渡―
後半 司会: 出口逸平
11:30−12:10 

ペトル・ホリー(早稲田大学)
チェコアヴァンギャルドによる「朝顔日記」上演をめぐって
12:10−12:50 

解説:小松弘(早稲田大学
《フィルム上映》 明治期『朝顔日記』 (早稲田大学21 世紀COE共催企画)
後半 司会:瀬戸宏
11:30−12:10 

金成洙(早稲田大学)
朝鮮半島における伊藤博文の文化政策「教化」
12:10−12:50 

細井尚子(立教大学)
中国青海省チベット族 ランジャの祭「ルロ」の仮面
12:50−13:50 昼 食
13:50−15:50 パネル・セッション (* = コーディネーター)   内容要旨
3階第1会議室 
「坪内逍遥という奇」
*小田中章浩(岡山理科大学)、津野海太郎(和光大学)、神山彰(明治大学)、日比野啓(成蹊大学)
 
3階 第2 会議室 
「希薄な身体・濃密な身体」
*岩本憲児(早稲田大学)、今岡謙太郎(武蔵野美術大学)、古後奈緒子(京都造形芸術大学)、澤井万七美(東亜大学)、高山茂(日本大学)
3階 第3 会議室 
「ベケットの後期演劇における〈奇〉なる身体と言語」
*堀真理子(青山学院大学)、Linda Ben-Zvi(テルアビブ大学)、鈴木理江子(女優)、岡室美奈子(早稲田大学)
(早稲田大学21 世紀COE共催企画)
15:50−16:00 休 憩
16:00−17:00特別講演 伊藤洋「宮廷バレエのバロック性」   内容要旨 1 階 井深大記念ホール
17:00−17:05 閉会の挨拶(大会実行委員長) 1 階 井深大記念ホール
Information

同封の葉書にてご出欠およびお弁当の要・不要をお知らせください。6 月15 日(火)必着でお願いいたします。総会にご欠席の場合は、委任状に署名・捺印の上ご返送ください。なお、昼食につきましては、土曜日は周辺の食堂もご利用いただけますが、日曜日はほとんど定休日となっております。
 
諸費用はすべて事前振込とさせていただきます。右の大会参加費、懇親会費、昼食のお弁当代につきましては、出欠葉書で申し込まれた分の合計金額を、6 月15 日(火)までに必ず同封の郵便振替用紙にて下記口座にお振込みくださいますようお願いいたします。おそれいりますが、振込手数料は各自でご負担ください。ただし、大会参加費のみの場合は当日も受付いたしますので、会場にご持参いただいても結構です。
 
当日会場では学会費のお取り扱いはいたしません。学会事務局から送付された振込用紙をご使用になり、学会事務センターにお振込みください。上記の口座に学会費を振込まれぬようご注意ください。
 
諸費用
【大会参加費・資料代(26 日・27 日の2日分)】
               1,000 円
【懇親会費】 〈一般〉      5,000 円
          〈大学院生〉    4,000 円
【お弁当代】 〈26 日(土)〉    1,000 円
            〈27 日(日)〉    1,000 円
※25日のプレ・イヴェントにつきましては、大会参加費を申し受けません。
※学部学生は、参加費・資料代が無料となります。
【振込先】  
郵便振替口座番号 00190 - 2 - 648060       
口座名称「2004 年度日本演劇学会大会実行委員会」
※同封の振替用紙をお使いください。

宿泊先の斡旋はいたしかねますのでご了承ください。

〒162-8644 東京都新宿区戸山1-24-1 
早稲田大学文学部演劇映像専修室内
2004 年度日本演劇学会全国大会実行委員会
委員長 竹本幹夫