日本演劇学会
全国大会・研究集会・コロキウム
2018年度 日本演劇学会 研究集会

◆テーマ:演劇とその場所 ―劇場は必要か?―
◆日時:   2018年11月10日(土) ・11日(日)
◆会場:   静岡文化芸術大学

 演劇の歴史の豊かさは劇場とともに育まれてきました。劇場の場所や劇場空間が社会のあり方を反映することもあれば、劇場の技術改良が新しい演劇表現を生み出すこともあります。そして2012年6月の「劇場、音楽堂等の活性化に関する法律(通称・劇場法)」施行から6年が経過した今日の日本では、劇場の役割が多様化し、わたしたちの劇場への期待は高まるばかりです。

 その一方で、ツアー・パフォーマンスやサイトスペシフィック・シアターのような劇場を必要としない実験も盛んに行われています。演劇行為が成立するには「なにもない空間」を横切る人間とそれを見つめる人間がいればよい、というピーター・ブルックのよく知られた言を俟つまでもなく、建造物としての劇場は演劇に必要不可欠なものではないのかもしれません。

 はたして劇場は必要でしょうか。そうだとすれば、なぜ必要なのでしょうか。

 演劇学会ではすでに2009年秋の「公共劇場のゆくえ」(SPAC)と2011年春の「劇場と社会」(日本大学)を通して劇場に関する充実した議論が交わされました。そこから劇場法の施行を経て、実にさまざまな次元で劇場をめぐる思考と実践が繰り広げられている今、もう一度、演劇と劇場史を見直してみたいと思います。ふるってご参加ください。

研究集会実行委員会 永井聡子・井上由里子