2021年度研究集会は、オンラインで開催することになりました。
発表形式をご確認の上、ふるってご応募ください。
近年の演劇研究は、いわゆる上演研究、文化研究へと傾斜を見せていましたが、それは「ポスト・ドラマ」的上演や多文化主義的上演の活況を背景にしていました。20世紀に限ってみてもドラマの枠組みを超えていく試みは常に演劇史を賑わせてきましたが、「ドラマ」はその都度変容を見せながらも、舞台をはじめ、様々な媒体において、相変わらず社会で受け入れられ続けています。また古典劇、伝統演劇においても、その「ドラマ」がそれぞれのジャンルの様式性と不即不離の関係にあり続けていることは近年の研究成果の多くが示しています。さらに、現代世界において、社会問題が多様化すると共に、社会の多様な課題に直接的に反応しているのは、必ずしも上演様式上の「芸術」性ばかりではなく、いわゆる上演の源泉たる「ドラマ」であることは多くの実例の示すところです。伝統的な文学研究における「ドラマ」研究の成果を吸収しつつも、演劇研究の領域において「ドラマ」への関心は新しい成果を示し続けてきました。
今回は、このような問題設定のもとで、様々なドラマ研究の最新成果をもとに、新しい時代のドラマとドラマ論を検討したいと思います。 日本、欧米、アジアなど様々な地域の古典劇、近現代劇、またそれらの劇作家についての研究発表を募ります。併せて、このテーマ以外の研究発表も募ります。
2021 年度日本演劇学会研究集会実行委員長 岡本淳子
【発表形式】
■パネルセッション
・Zoomによるライブセッションでの配信を前提にご準備ください。ただ、企画者ごとに多様な形態が考えられます。ご相談に応じますので、応募書類にその旨記載いただければ幸いです。
・セッションの時間(2時間)に変更はありません。
■研究発表・パネルセッション共通事項
・採用された方には以下の提出をお願いします。提出期限は11月26日(金)を予定しております。
1) プロシーディングス(予稿集)用の原稿。字数制限は特に設けませんが、発表時間の範囲におさまるようご配慮ください。
2) 発表時に使用する資料(パワーポイント資料、レジュメ等)
* 採択された発表の要旨は「要旨集」として参加者に提示する予定です。
* スライド・画像・映像等を使用される場合は、発表者の責任において画面共有をお願いします。
①「発表題目」又は「パネル題目」 ②発表者氏名(ふりがな)③所属・身分(学年) ④連絡用の住所、電話番号、E-mailアドレス ⑤発表時使用予定の資料の種別(原稿、パワーポイント、映像資料の有無など)⑥発表要旨600字程度 ⑦ 備考(パネル応募については、パネル実施方法の概要をお知らせください。また、発表時のネット接続の環境等で特筆すべきことがあればお知らせください)
発表題材例
* 今回のテーマ以外の研究発表も併せて募集します。
* 発表要旨は予定としての概要ではなく、当日に実際に発表される内容の要約を意味します。
* 採否につきましては追って連絡します。
■応募資格
本学会員であること。又、本年度(2021年度)の学会費を収めていること。
また、発表内容は原則として未発表のものとし、発表およびパネル応募は1人1件とする。
■応募締め切り:2021年9月15日(水)必着(郵送の場合は消印有効)
■応募先
〒562-8678 大阪府箕面市船場東3−5−10
大阪大学大学院言語文化研究科言語社会専攻 岡本淳子 宛
E-mail:junkoo★lang.osaka-u.ac.jp Tel/Fax 072-730-5182
★を@に代えてご送信ください