日本演劇学会
全国大会・研究集会・コロキウム
2021年度 日本演劇学会 研究集会
テーマ:「新ドラマの現在」
場所:大阪大学(開催形式は検討中)
時期:12月4日(土)、5日(日)

 近年の演劇研究は、いわゆる上演研究、文化研究へと傾斜を見せていましたが、それは「ポスト・ドラマ」的上演や多文化主義的上演の活況を背景にしていました。20 世紀に限ってみてもドラマの枠組みを超えていく試みは常に演劇史を賑わせてきましたが、「ドラマ」はその都度変容を見せながらも、舞台をはじめ、様々な媒体において、相変わらず社会で受け入れられ続けています。また古典劇、伝統演劇においても、その「ドラマ」がそれぞれのジャンルの様式性と不即不離の関係にあり続けていることは近年の研究成果の多くが示しています。さらに、現代世界において、社会問題が多様化すると共に、社会の多様な課題に直接的に反応しているのは、必ずしも上演様式上の「芸術」性ばかりではなく、いわゆる上演の源泉たる「ドラマ」であることは多くの実例の示すところです。伝統的な文学研究における「ドラマ」研究の成果を吸収しつつも、演劇研究の領域において「ドラマ」への関心は新しい成果を示し続けてきました。今回は、このような問題設定のもとで、様々なドラマ研究の最新成果をもとに、新しい時代のドラマとドラマ論を検討したいと思います。
 日本、欧米、アジアなど様々な地域の古典劇、近現代劇、またそれらの劇作家についての研究発表を募ります。併せて、このテーマ以外の研究発表も募ります。開催形式は、現時点ではオンライン開催となる可能性が極めて高いと思われます。感染状況に劇的な改善が見られる場合には大阪大学での実施も視野に入れております。ご理解のうえご応募頂ければと思います。開催形式の最終的な判断は、第2 報(8 月頃)にてお知らせします。

2021 年度日本演劇学会研究集会実行委員長 岡本淳子

■研究発表応募要領
上記のテーマに基づき、「研究発表」と「複数名によるパネルセッション」を募集します。研究発表は、発表時間25 分・質疑応答10 分、パネルセッションは2 時間枠を設定します。
 下記の①〜⑥の情報をA4 一枚にまとめ、E-mail 添付(件名:2021 年度日本演劇学会研究集会応募)、または郵送でご応募ください。採否につきましては追ってご連絡いたします。また、発表要旨は予定としての概要ではなく、当日に発表される内容の要約を意味します。なお、発表は未発表のものに限ります。

①「発表題目」又は「パネル題目」 ②発表者氏名(ふりがな)③所属・身分(学年) ④連絡用の住所、電話番号、E-mailアドレス ⑤使用予定機材 ⑥発表要旨600字程度

■応募資格
本学会員であること。又、本年度の学会費を収めていること。

■発表題材例
「ポスト・ドラマ論」以後の新しいドラマ論/ヨーロッパ経済危機とドラマ/9・11以後のドラマ/新型コロナ禍でのドラマ/「ゼロ年代」日本のドラマとドラマ論/岸田國士と後期資本主義/デビッド・ヘアーの作品と日本社会/河竹黙阿弥の人物造形/キャリル・チャーチルのイスラエル/メタ商業演劇としての『エンロン』/ギリシャ現代劇とEU 問題/韓国TVドラマと社会問題/クオ・パオクンのドラマと能/ジェンダー理論のドラマ的展開/ポストヒューマン・ドラマとエコロジー/ドラマとしての「地唄」/久保栄とドラマの間アジア性/リサーチとしてのドラマ・ライティングなど

■応募締め切り:2021年9月15日(水)(郵送の場合は消印有効)

■応募先
〒562-8678 大阪府箕面市船場東3−5−10
大阪大学大学院言語文化研究科言語社会専攻 岡本淳子 宛
E-mail:junkoo★lang.osaka-u.ac.jp Tel/Fax 072-730-5182
★を@に代えてご送信ください