(予告)2022年度全国大会、研究発表募集のお知らせ | 日本演劇学会

(予告)2022年度全国大会、研究発表募集のお知らせ

公開日:2021-09-01 / 更新日:2021-10-02

ごあいさつ

近年では演劇と美術の境界がますます曖昧になってきています。既成の芸術ジャンルを越境して創作するアーティストの活躍が目立ってきており、演劇人の中でも現代アートの作家と協業することで演劇表現の可能性を広げようとする試みがさかんになってきました。このような演劇と美術のインタラクティヴな関係は現代の演劇における特質の一つと言えますが、もちろんそれは今に始まったことではありません。 例えば19世紀末から20世紀前半の西欧演劇においては、演劇と美術の結びつきは深く、インタラクティヴなものでした。劇場建築、舞台美術、照明、衣裳、メーキャップ、身体表現、フライアーやポスターなどの公演広告のデザインに前衛美術の果たした役割は大きいと言えます。それはメイエルホリドの演劇におけるロシア構成主義の影響などを見ればよく分かります。それと同時に画家、造形作家、建築家たちは演劇と いうフィールドで実験することによって独自の美学を深化させました。バウハウスにおけるオスカー・シュレンマーやヴァルター・グロピウスなどはその好例と言えましょう。

それぞれの時代の、それぞれの地域の歴史的、地理的文脈で演劇と美術が出会い、どのように関わって来たのかを比較検討すること。そのことは現代演劇のボーダーレス化の意味を探る上でも、さらに敷衍して表象芸術としての演劇の特質を考察する上でも有意義なことと思われます。またその過程で新しい演劇のヒントも生まれてくることもあるでしょう。この大会がそのような創造的な場になれば幸いです。尚、テーマを意識しつつも、演劇と美術に直接、関連した発表でなくとも受け付けます。奮ってご応募ください。

2022年度日本演劇学会全国大会実行委員会
多摩美術大学美術学部 演劇舞踊デザイン学科研究室

研究発表募集要項

下記の1〜6の情報を A4一枚にまとめ、E-mail 添付(件名:2022年度日本演劇学会全国大会応募)、または郵送でご応募ください。

  1. 発表またはパネルセッションの題目
  2. 発表者氏名(ふりがな)
  3. 所属・身分(学年)
  4. 連絡用の住所、電話番号、E-mailアドレス
  5. 使用予定機材
  6. 発表要旨(600字程度)

2020年度日本演劇学会全国大会研究発表募集のお知らせ

  • 発表時間は、発表25分・質疑応答10分、パネルセッションの場合は2時間を設定します。
  • 発表要旨は予定としての概要ではなく、当日、実際に発表される内容の要約を意味します。
  • 採否につきましては追って連絡します。
  • 発表は未発表のものに限ります。

応募資格

本学会員であること。また本年度の学会費を収めていること。

発表題材例

演出としてのアルフォンス・ミュシャの公演ポスター/役者絵と鳥居派の様式美の成立/リュニエ=ポーの「制作 座」におけるナビ派の美術/エンリコ・プランポリーニ「未来派舞台美術宣言」に見る俳優観/村山知義における バウハウス/伊藤熹朔の舞台美術とモダニズム/吉田謙吉の考現学と舞台美術/ジョゼフ・スヴォボダの光と空間 の美学/サミュエル・ベケットの舞台言語と現代アート/アングラ演劇の宣伝美術とプリミティヴ・アート/マー サ・グラハムとイサム・ノグチの美学的接点/ NODA・MAPにおける美術のポジション/ロバート・ウィルソン作品 の建築学的構成/サイト・スペシフィック演劇と空間デザイン/ポスト・パフォーマンスと美術、など

応募締め切り 2022年2月15日(火)必着(郵送の場合は消印有効)

応募先・お問い合わせ

〒158-5885 東京都世田谷区上野毛3-15-34 多摩美術大学美術学部 演劇舞踊デザイン学科 土屋 康範 宛

E-mail: ya-tsuchiya★tamabi.ac.jp Fax:03-3702-1192 Tel:03-3702-1186(直通)

★を@に代えてご送信ください。

電子メール添付の場合、送信後3日以内に確認の返信がない場合は、恐縮ですがFaxか電話にてご連絡ください。

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