公開シンポジウム「舞台におけるヴァーチャル」(立教大学心理芸術人文学研究所主催)開催のお知らせ | 日本演劇学会

公開シンポジウム「舞台におけるヴァーチャル」(立教大学心理芸術人文学研究所主催)開催のお知らせ

公演・催事のお知らせ

公開日:2024-10-28 / 更新日:2024-10-28

 
舞台におけるヴァーチャルバナー

(会員関係企画をご紹介します)
 一般にはヴァーチャル・リアリティ(コンピューターによる仮想現実)という言葉によって知られる「ヴァーチャル the virtual」という概念は、哲学史においては現実の様態としての潜勢態を意味します。本シンポジウムは、こうした根源的な意味でのヴァーチャル概念を演劇やダンスの文脈に接続し、舞台(人が共に観る場所 theatron)においてどのような知覚・想像体験が起こるのかを理論的に、また実践的に探求します。

 優れた舞台においては、しばしば不可思議な情動反応や魔術的なビジョンが体験されます。そこでは、明瞭な形や刺激として認知される手前のもの・未満のもの・以外のものが大きな役割を果たしていると考えられます。芸術体験に作用するこうした審級を仮に「ヴァーチャル(潜勢的)な次元」と呼びます。私たちはそれをいかにして学術的に論じ、芸術の実践に結びつけることができるでしょうか。またそれは狭義のヴァーチャル・リアリティや没入的な映像テクノロジーの体験と何らかの関係をもつのでしょうか。

 心理芸術人文学研究所では、こうした問いを探求するために連続研究会を2年間にわたって開催し、哲学、映像研究、心理学など様々な分野の専門家を招いて討議を重ねてきました。この研究会の成果を広く学内外に届けるために、本シンポジウムを開催いたします。

皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

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