研究会からのお知らせ
西洋比較演劇研究会 2022年7月 第224回例会のご案内
公開日:2022-07-11 / 更新日:2022-07-11
あの人との関わりをやり直したい。いまの自分だったらあの時あんな風には接しなかっただろう…私たちの人生はこんな想いに満ちているのではないでしょうか。しかし実際はたとえ連絡が取れたとしても、やり直しなどできはしないのです。だからこそ、「演出家」役の助けを借りて、演劇として人生のやり直しを試みたハネス・キュアマンの物語には関心を抱かずにはいられません。60年代末に初演された作品に大幅な改稿がなされた1984年版と、その上演について関係者と語り、考えます。
- 日時 2022年7月30日(土) 15:00-17:30
- 最大で30分程度の延長があり得ます。
- 会場 成城大学 3号館 312教室
- 事情により今回は対面のみの開催です。
- パネル・セッション
- 「マックス・フリッシュ作・shelf公演『バイオ・グラフィ:プレイ(1984)』(世田谷パブリックシアター・シアタートラム2022年6月9日~12日)をめぐって」
- パネリスト
- 松鵜功記(翻訳者/ゲスト)・綾田將一ほか(出演者/ゲスト)
- 山下純照(演劇研究者/司会)
パネルセッション:第Ⅰ部 作者と作品 15:00- 16:30
進行:山下
1-1 フリッシュと現代スイス演劇:山下(15分)
1-2 フリッシュとの出会い/日本におけるフリッシュ受容/Biografie: ein Spiel(1984)翻訳の経緯:松鵜(40分)
1-3 上演を論じる前提として作品解釈の試み:松鵜×山下(25分)
休憩(10分)
第Ⅱ部 上演『バイオ・グラフィ:プレイ(1984)』について 16:30~17:30
進行:松鵜
2-1 パネリスト5名:松鵜、川渕、綾田、沖渡、山下の座談会形式で公演を振り返る (30分)
2-2 会場との質疑応答 (30分)
*今回は事前の要旨公表はありませんが、当日の3日前をめどに第Ⅰ部の資料を会員メールで配布する予定でおります。