日本演劇学会
全国大会・研究集会・コロキウム
2013年度 日本演劇学会 全国大会予告

◆テーマ:宝塚歌劇と世界の音楽劇
◆日 程:2013年6月21日(金)~23日(日)
◆会 場:共立女子大学(東京都千代田区)

※プログラムPDFはこちら 【6/14版 一部変更あり】
※大会ポスター
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2002年から11年ぶりに共立女子大学で全国大会を開くことになりました。その間に完成した新校舎がメイン会場になります。東京駅、羽田空港からの交通も便利で、地下鉄の出口が目の前にあり、ロケーションは日本一と自負しております。
 前回のテーマは「女性の演劇」でした。歌劇団からもゲストを迎えて行なったシンポジウムでは、「宝塚歌劇は演劇か?」という熱い議論が交わされました。今改めてこの問いを発するならば、「演劇とは?」「音楽劇とは?」という木霊が、深いポリフォニーとなって響くことでしょう。そんな思いをこめて、このテーマを提示したいと思います。
 宝塚歌劇は2014年で100周年を迎えます。研究者としての冷静な視点を忘れずに、一方では祝典に花を添えるのもいいでしょう。充実した企画を考えたいと思います。歌劇の誕生は帝国劇場の開場とほぼ軌を一にしていますし、1924年は、宝塚大劇場と築地小劇場ができた年でもあります。帝劇100年、大正100年という物差しで、日本演劇の歩みを検証するのも一つの方法でしょう。
 そして、音楽劇研究の充実は、内外を問わず近年の大きな流れといえます。音楽劇を深く考えることによって、台詞劇や舞踊劇を照射することもできるはずです。もちろん自由論題の発表も歓迎します。発表募集の詳細は、次の機会にお知らせします。時間をかけて多彩な研究やパネルを御準備下さいますよう、心よりお願い申し上げます。

実行委員長 鈴木国男
kunio@kyoritsu-wu.ac.jp