日本演劇学会
全国大会・研究集会・コロキウム
2019年度日本演劇学会全国大会
テーマ;演劇と(演劇)理論

 演劇の歴史を振り返ると、創造活動とそれへの理論的な省察=演劇論が、相互に綯い合わされる縄のごとく展開する様相にしばしば思い当たります。【ギリシア悲劇→アリストテレス『詩学』→ルネサンス・イタリアのアリストテレス受容→フランス古典主義演劇】はその一例に過ぎません。時代を隔てた演劇事象どうしが相互に響き合うとき、そこには多くの場合、何らかの演劇論が介在しているのではないでしょうか。成城大会2019では、一つにはこうした関係性を、幅広くテーマ化してみたいと思います。
 その一方で、こうした相互産出は、ある程度まで限られた現象かもしれません。そこで、もう一つの部門として、「演劇論それ自体」の研究や、必ずしも「演劇論」とは限らない「理論」と演劇との関係に光を当てる研究も、歓迎いたします。
 理論化のいとなみは得てして西洋において顕著ではありますが、まさにそれゆえに、世阿弥の能芸論はいうまでもなく、日本を含めた非西洋圏に関する研究発表を待ち望みたいと考えています。

2019年度全国大会実行委員会 山下純照

◆大会日程
 6月1日(土)~2日(日)

◆場所
 成城大学
 〒157-8511 東京都世田谷区 成城6-1-20

◆研究発表応募要領

下記の①〜⑥の情報をA4一枚にまとめ、E-mail添付(件名:2019年度日本演劇学会全国大会応募)、または郵送でご応募ください。

① 発表またはパネル題目   ② 発表者氏名(ふりがな)  ③ 所属・身分(学年)
④ 連絡用の住所、電話番号、E-mailアドレス  ⑤ 使用予定機材   ⑥ 発表要旨(600字程度)

* 発表時間は、発表25分・質疑応答10分、パネルの場合は2時間を予定しています。
* 発表要旨は予定としての概要ではなく、当日に実際に発表される内容の要約を意味します。
* 採否につきましては追って連絡します。

* 大会テーマ以外の研究発表も併せて募集します。

◆応募資格

本学会員であること。また本年(2018年)度の学会費を収めていること。

◆応募締切

2019年2月28日(木)〈必着〉

◆応募先

〒157-8511 東京都世田谷区成城6-1-20 成城大学文芸学部 山下 純照 宛
E-mail: y3yamash★seijo.ac.jp  Fax :03-3482-7740
* ★をアットマークに変換してご送信ください
*電子メール添付の場合、送信後2日以内に確認の返信がない場合は、恐縮ですが上記Fax番号にメールアドレス明記のうえご連絡ください。その場合締切は柔軟に対処します。

 

【発表題目例】

世阿弥の能芸論とその応用/歌舞伎における芸談と芸の継承/「もどき」と演出演劇/『ポストドラマ演劇』(レーマン)と「劇的演劇」の変容/ヘーゲル哲学とワーグナーおよびイプセン/チェーホフと風俗小説論/ワーグナーの理論と統合ミュージカル/メディア理論と演劇における「声・身体」/『被抑圧者の演劇』と応用演劇/カルチュラルスタディーズと大衆演劇/鈴木忠志の演劇論と90年代以降の(日本)演劇/記憶理論とラテン諸国の演劇/アーカイヴ理論とエンアクトメント/ヨガ思想と演劇・ダンス/LGBT理論とパフォーマンス/写真・映画理論と現代リアリズム演劇/ナラトロジーと21世紀の日本演劇/歴史構築主義とコロス劇/ランシエール哲学と演劇教育/政治理論とサイトスペシフィック・パフォーマンス、など。

 

上記内容はこちらからもダウンロードできます:PDFファイル