2024年3月研究会(オンライン&対面)のお知らせ | 日本演劇学会

演劇と教育研究会

研究会からのお知らせ

2024年3月研究会(オンライン&対面)のお知らせ

公開日:2024-02-20 / 更新日:2024-02-20

1. 研究会

【日 程】:3月3日(日)14時から17時頃

【テーマ】:近代西洋の俳優トレーニングの伝統から考える演劇教育における仮面の可能性

【内 容】

第一部 近代西洋の俳優トレーニングにおける仮面の使用 鎌田麻衣子

第二部 キース・ジョンストンの仮面の実践とその背景 福田寛之

【要旨】

 本発表の目的は、近代西洋の俳優トレーニングにおける仮面の活用及びその理論の伝統から演劇教育研究及び実践における仮面の可能性を考えることである。

 近代西洋において発展した俳優トレーニングの中では、主にフランスのジャック・コポーからつながる仮面の使用の伝統がある。Knightによれば、東洋の成文化された仮面の伝統に比べると西洋の俳優トレーニングにおける仮面の使用には社会的基盤がいくらか欠如しており、多くの場合そのトレーニングの開発者や発明者らの主観的好みに従って恣意的に体系化されてきたという。ただ、それでもなお、その仮面を使用したトレーニングの中では、俳優自身と他者(役/仮面)との関係における俳優の自己の解放や変容が問題にされていると指摘している。

 本発表では、こうした近代西洋の俳優トレーニングにおける仮面の使用の伝統において何が問題とされ何をしようとしたのかを先行研究から明らかにしながら(鎌田発表)、その伝統を受け継ぎながら仮面の使用に関して独自の展開をもたらしたキース・ジョンストンの仮面の実践とその背景について概観する(福田発表)。その上で、参加者のみなさんとともに、教育的な文脈の中で演劇の応用及び活用を議論してきた演劇教育研究及び実践における仮面の可能性について議論したい。

2. 研究会からのお知らせ

前回に引き続き、研究会終了後、研究会の運営上の課題について、少し問題提起等させていただこうと思います。今後の研究会の運営に関わることで、すぐに結論が出せる性質のものではありませんが、まずは、課題についての認識を共有させていただければと考えております。

■対面の会場は東京学芸大学 芸術館2階 演劇学研究室です。

https://goo.gl/maps/gHxWnQuWArn

■研究会の申し込み方法

参加を希望される方は以下のフォームに必要事項を記入の上お申し込みください。後日、ID/PWまたはURLをご連絡します。

https://forms.gle/b4jgUofCQH94k1rh8

■研究発表&実践報告の募集

演劇教育に関わる研究成果や実践の報告・発表を募集しています。口頭による報告・発表&質疑、60~90分程度。実施に際してはA4版2,3枚程度のレジュメ、またはパワーポイントの作成をお願いしています。ご希望の方は、E-mailで研究会宛ご連絡をお願いします。運営委員会で確認後、日程等のご相談をさせていただきます。

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