国際演劇評論家協会日本センター 思考の種まき講座《22》シンポジウム「新しいメディアと演劇」 | 日本演劇学会

国際演劇評論家協会日本センター 思考の種まき講座《22》シンポジウム「新しいメディアと演劇」

公演・催事のお知らせ

公開日:2023-07-26 / 更新日:2023-07-26

 

[会員が所属している協会の企画であり、4名の会員が登壇します]

シアター・クリティック・ナウ2023 第 28 回 国際演劇評論家協会[AICT]演劇評論賞受賞記念シンポジウム「新しいメディアと演劇」

今月末、AICT国際演劇評論家協会日本センターでは【第28回AICT演劇評論賞受賞】を記念して、受賞者のお二人を中心にシンポジウムを開催いたします。

詳細はこの記事の末尾、または添付のチラシをご覧ください。
皆様のご参加をお待ちしております。

===================

【第28回AICT演劇評論賞受賞】

==================

《シアター・クリティック・ナウ2023》シンポジウム「新しいメディアと演劇」

概要

大崎さやの著『啓蒙期イタリアの演劇改革―ゴルドーニの場合』は、イタリアの劇作家ゴルドーニの作品の劇評を通して、彼の演劇改革の実態を浮き彫りにする著作である。ゴルドーニが活躍した18世紀、西洋では新聞・雑誌といったジャーナリズムが勃興し、批評文化が花開いていった。

一方、村島彩加著『舞台の面影―演劇写真と役者、写真師』は、明治時代に新たに登場した写真というメディアと歌舞伎の関係を、團十郎や菊五郎といった歌舞伎役者や、彼らを撮影した写真師を中心に、出版や絵画、アーカイブ等の周辺文化と共に多面的に描き出すものである。

両著作はイタリア演劇と歌舞伎と形式は異なるものの、一方はジャーナリズム、一方は写真と、どちらも当時新たに登場したメディアを通して演劇を扱っている。シンポジウムでは、この新しいメディアと演劇の関係を、参加者のみなさんと共に考えてみたい。

 また、両者に共通する関心として、観相学の演技への影響や演技の「型」についてなど、演技に関するいくつかのトピックが挙げられる。共通する問題点、関心を持つ二人が互いの著作を通して語り合うことで、各著書単独では見えてこないものを浮彫にし、参加者のみなさんの新たな発見・関心につながれば幸いである。

登壇者プロフィール

チラシPDFダウンロード (本記事上記リンクと同じものです)

前の記事

藝術学関連学会連合 第17回公開シンポジウムのお知らせ

次の記事

一般社団法人日本舞台美術家協会 JATD 『プラハ・カドリエンナーレ PQ2023 報告会』のご案内

PAGE TOP PAGE TOP