2021年11月例会(オンライン)案内 | 日本演劇学会

2021年11月例会(オンライン)案内

西洋比較演劇研究会

公開日:2021-10-27 / 更新日:2021-10-28

 
能法劇団

日時 11月13日(土) 18:00- 20:00

オンライン開催 

パネル・セッション

能法劇団とサミュエル・ベケット@40年:共同設立者のジョナ・サルズ、茂山あきらが初期のチャレンジを語る

パネリスト: 茂山あきら、ジョナ・サルズ

討論者:武部好子  対論者・司会: 鈴木雅恵

<要旨>

1981年9月、能法劇団は京都のスタジオシアターでサミュエル・ベケットのマイム作品Act Without Words I and II『言葉なき行為1、2』を上演しました。以来、Rockabye『ロッカバイ』(日本初演)、Quad I& II『クワッド1、2』(世界初演)を含む、ベケットの作品を日本語と英語で12本創作し。また、日本での公演に加え、エジンバラ・フリンジ・フェスティバルやアヴィニョン・フェスティバル、ニューヨークのLa Mama ETCなど計7回の海外公演を行いました。

今夜は、創立40周年記念事業の一環として、共同創立者である茂山あきらとジョナ・サルズが、演出家として能法の代表的な作品をどのように解釈したかを語ります。Act Without Words I and II『言葉なき行為1、2』、Rough for Theatre 1 『芝居下書き』、Krapp’s Last Tape『クラップ最後のテープ』。過去の公演をスライドやビデオで紹介しながら、翻案と創作のプロセスを説明します。茂山氏は、狂言の演技テクニックを超えて、どのように戯曲を解釈したか、また、日本の能や狂言、禅との共鳴について語ります。サルズ氏は、自身の演出方法や、日本人俳優とのコミュニケーション、日本の能や狂言の様式性を欧米の観客に伝えるために直面した課題について語ります。

<登壇者プロフィール>

ジョナ・サルズ

1996年から龍谷大学国際学部の創設メンバーとして、日本の伝統芸能と比較演劇を教える。主な著書に、狂言、スーパー狂言、イッセー尾形、三島由紀夫などの翻訳がある。Asian Theatre Journalの狂言特集号(2007)を編集し、世界的に広く使われている日本演劇の教科書A History of Japanese Theatre(Cambridge, 2016)の編集長を務めた。 主な研究テーマは演劇における異文化交流、アジアのパフォーマンスの伝達方法、日本の伝統的な演劇を外国の学生や観客のために翻訳し、適応させること。

https://www.facebook.com/NohoTheaterGroupKyoto 

https://researchmap.jp/read0099504

茂山あきら

二世茂山千之丞の長男。父および祖父三世茂山千作に師事。3歳のとき『以呂波』のシテで初舞台を踏む。1975年『三番三』および『釣狐』、1994年『花子』を披く。2001年より狂言と新作落語のコラボレーション<落言(らくげん)の会>「お米とお豆腐」を結成し、その他オペラや新劇、パフォーマンスなどの企画・構成・演出なども手がけるマルチな舞台人間として日本中を飛び回っている。また、千之丞のパイオニア精神を受け継ぎ、1981年に欧米の現代劇と日本の古典芸能を融合した「能法劇団」をサルズと共に主宰。ベケットの不条理演劇、英語による海外公演も数多くこなし、国境も言葉もジャンルも飛び越えたワールドワイドな演劇活動を展開している。第31回京都府文化賞功労賞受賞。

https://kyotokyogen.com/actor/shigeyama_akira/

鈴木雅恵(すずき・まさえ)

京都産業大学外国語学部・大学院英語研究科教授。研究分野は東西演劇交流およびアジアのシェイクスピア受容。主要論文:“The Rose and the Bamboo: Noda Hideki’s Sandaime Richaado,” Performing Shakespeare in Japan (Eds. Minami, Carruthers and Gillies, Cambridge University Press, 2001), “Shakespeare, Noh, Kyogen, and Okinawa Shibai,” Shakespeare in Hollywood, Asia, and Cyberspace (Eds. Alexander C.Y. Huang and Charles S. Ross, Purdue University Press、2009)  共著:『新作能マクベス』(和泉書房、2015年)、『新作能オセロ』(泉書房、2019年)等。

武部好子(たけべ・よしこ)

就実大学人文科学部実践英語学科 准教授。翻訳通訳論、演劇論、現代西洋演劇。著書(共著)に “Translating Beckett’s Voices in Different Cultures,” Beckett’s Voices / Voicing Beckett (Eds. Laurens De Vos, Mariko Hori Tanaka, and Nicholas E. Johnson. Leiden/Boston: Brill, 2021)や“Translating Silence: Correlations between Beckett, Chekhov, and Hirata,” Influencing Beckett / Beckett Influencing (Eds. Anita Rakoczy, Mariko Hori Tanaka, Nicholas E. Johnson. Budapest/Paris: L’Harmattan Publishing, 2020)などがある。

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