西洋比較演劇研究会 2026年1月10日(第244回)例会のご案内 | 日本演劇学会

西洋比較演劇研究会

研究会からのお知らせ

西洋比較演劇研究会 2026年1月10日(第244回)例会のご案内

公開日:2025-12-25 / 更新日:2025-12-25

 師走のおしせまった時期ですが、来年のご案内です。年度最後の例会は、入試などの行事が本格化する直前の土曜日に毎年開催しています。以下の要領でおこないますので、ぜひご参集ください。

  • 日時:2026年1月10日(土)14:00 ~ 18:15  
  • 会場:成城大学 3号館1F・312教室(*今回は対面開催のみです)
  • プログラム:<演劇理論カフェ②>
    • 14:00 開始
    • 14:00-15:00 山口遥子「新しい実在論」
    • 15:00-16:00  井上優「アフェクト・セオリー」
      • 10分 ブレイク
    • 16:10- 17:10  大田美佐子「音楽性」
    • 17:10-18:10    堀真理子「エコロジー」
  • 司会:山下純照

趣旨

 <演劇理論カフェ>は、通常10分から長くて20分程度の質疑応答時間はあるものの、とかく「言いっぱなし」に終わりがちな通常の「研究発表」や「シンポジウム」では飽き足らない――そんな思いから出発して、昨年2024年7月に「①」をおこなった企画です。必ずしも新しい研究成果を求めるのではなく(新しくてはいけないという意味では、もちろんありません)、既知とされる事柄でも、議論可能なあらゆる論点をじっくり議論します。するとなかなか共通理解に到達しないという現象にも出会います。「①」では、演劇の概念、戯曲の構成、演出、リアリティーとシアトリカリティーといった基本的な話題に限定したにもかかわらずまさにそのような事態に会いました。その様子は『西洋比較演劇研究』第24巻の例会報告にまとめられています。

 この「カフェ」を立ち上げたときから、ぜひ継続的にやろうという思いがありました。今回は、よりアドヴァンスのテーマを選びました。「新しい実在論」「アフェクト・セオリー」「音楽性」「エコロジー」と並べると、これらは演劇固有の問題というより、現在の舞台芸術を考えるときに考慮すべき文脈を探る際に現れるキーワードであると言えます。基本的な話題を取り上げた前回以上に、議論が「紛糾」することも考えられますが、それもまた良きことではないでしょうか。「答え合わせ」に走りがちな社会風潮に逆らい、年頭から大いに論じ合いましょう。

 なお、未刊行のテクストを共有する関係上、資料は実際に参加される会員限定で共有いたします。参加される方は、以下のフォームから1月8日までにお申し込みください。テクストは電子メール添付でお送りします。 

参加申込みフォーム

 ※終了後キャンパス内で簡単な懇親会をおこないます。実費をいただきますのでよろしくお願いします。

登壇者プロフィール

  • 山口 遥子(やまぐち ようこ)
    • 独立行政法人日本学術振興会海外特別研究員(ドレスデン国立美術館)。博士(美術)。欧州を中心とした現代人形劇論、及び日本現代人形劇史を研究。「下北沢国際人形劇祭」企画統括。
  • 井上 優(いのうえ まさる)
    • 明治大学文学部教授。演劇理論、西洋演劇史研究。近年は岩田豊雄の業績の再評価、近代日本におけるシェイクスピア移入史などを主に研究対象にしている。明治大学のシェイクスピア上演(明治大学シェイクスピア・プロジェクト)をコーディネイターとして統括・指導。
  • 大田 美佐子(おおた みさこ)
    • 神戸大学大学院人間発達環境学研究科教授。専門は音楽文化史、音楽美学。著書に『クルト・ヴァイルの世界ー実験的オペラからミュージカルへ』(岩波書店、2022年)。近年はヴァイル研究での「亡命・越境」的観点からの発展として「対話的音楽文化史」を分野として着目し、占領期や戦後の音楽文化史について共同研究を行う。共同研究の成果としては、ハーバード大のCarol J. Ojaらと執筆した「Marian Anderson’s 1953 Concert Tour of Japan: A Transnational History」(2021年Irving Lowens Article Award受賞)がある。詳細はhttps://researchmap.jp/Misako_Ohta
  • 堀 真理子(ほり まりこ)
    • 青山学院大学名誉教授。サミュエル・ベケットを中心とする現代英米演劇、とくにフェミニズム演劇・理論に関心がある。著書に『ベケット巡礼』(三省堂)、『改訂を重ねる『ゴドーを待ちながら』』(藤原書店)、『反逆者たちのアメリカ文化史』 (春風社)、共編著書にSamuel Beckett and Pain (Rodopi)、Samuel Beckett and Trauma (Manchester University Press)、Samuel Beckett and Catastrophe (Palgrave Macmillan)、Influencing Beckett / Beckett Influencing  (L’Harmattan)、Beckett’s Voices / Voicing Beckett (Brill)。

  • 西洋比較演劇研究会

  • 基本的に西洋演劇研究を軸としつつも、比較の観点から広く演劇現象全般を見渡すという姿勢を貫いています。国際的な意識を持って活動する国内・国外の演劇人・研究者たちを招いて、意見交換をする場も設けています。

  • 西洋比較演劇研究会について

  • 例会発表募集

  • 研究会機関紙『西洋比較演劇研究』

  • J-Stage『西洋比較演劇研究』

  • PAGE TOP PAGE TOP